蛍光体は、ディスプレイ・照明などの身近なものの中に使われている大切な材料です。従来のミクロンサイズの蛍光体は粉を混ぜて高温で作られますが、私たちは溶液中の反応によって蛍光体をナノサイズにする技術を研究しています。
2011年街開きを目指す大阪駅北梅田再開発地区の基盤技術として、関西経済連合会の諸企業と連携し、Webを代表とする情報空間に膨大に存在するコンテンツを、実世界でのユーザの行動に合せて提供できるシステムを構築する。
私たちは科学技術振興機構CREST「デジタルメディア領域(略称)」において「時系列メディアのデザイン転写技術の開発」に取り組んでいます.本フォーラムでは能動的芸術鑑賞を実現する技術について紹介します。
ミミズやアメンボなど生物の動きをまねた「生物規範型ロボット」・筋肉の動きを模した「人工筋肉」や、介護・福祉分野での利用を目的とした「ヒトと共存するマニピュレータ(機械の手)」に関する研究成果を紹介します。
浅海域において、風波の進行方向へ斜め60°でウォーターカーテン(2次元噴流)を放出して、風波の波高を低下させ、藻場造成・干潟造成などの環境創造プロジェクトを支援するシステムを提案した。
低環境負荷及び資源リサイクルの観点に立脚して、回収ペットボトルを原料としたPET繊維表面にキトサンをコーティングした繊維を開発した。今回はその紡糸方法及びその抗菌性について検討した結果を報告する。
集団の中にあっても個々の細胞が示す‘個性(=代謝活動や外形など内外に現れる形質)’を多数の細胞それぞれについて同時にかつ網羅的に解析する究極目標を目指して、マイクロ流体デバイスを用いた複数の単一細胞の「捕捉、培養、回収、破砕」というマルチ操作について紹介する。
細胞は細胞内外からの刺激に対して遺伝子発現を介して応答し、適応しようとする。この適応不全は様々な疾病に結びつく。近年は高感度、高精度のDNAマイクロアレイが利用可能となり、遺伝子発現の網羅的解析が容易になっている。これを活用して、疾病の原因物質やストレスを細胞に与え、その遺伝子発現応答結果から創薬ターゲットを抽出し、新薬開発のシーズとすることが期待できる。
メイラード反応(アミノカルボニル反応)の生成物が、糖尿病合併症などの発症に関与することが明らかとなってきた。ここでは演者らによる反応生成物の構造・生理作用の解析、および反応阻害剤探索の成果について紹介する。
新規に合成したポリアミン誘導体は血液脳関門の透過性を有しており、N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体活性を顕著に抑制することで、神経細胞保護効果を示すことが明らかとなった。