NUBIC技術移転第6号(7月25日)
7月25日(火),日本大学と株式会社永和システムマネジメントは,特許実施権に係る契約を交わした。
契約締結後の関係者(9月22日)
写真右より
森田 賢治 |
日本大学理事長 |
木戸口 和郎 |
渇i和システムマネジメント 取締役本部長 |
西 恭一 |
生産工学部 専任講師 |
斎藤 光史 |
NUBICコーディネータ |
今回の契約で移転される技術は、西専任講師が発明したソフトウエア技術である。
発 明 者 |
西 恭一 (生産工学部) |
発明の名称 |
物体の荷重伝達変位を表示する方法 |
特許出願日 |
2000年1月12日 |
実施企業 |
株式会社永和システムマネジメント |
[従来技術の問題点]
近年,映画やコマーシャル,ゲームソフト等においてCG(Computer Graphics)
やアニメーションが多用されるようになってきた。しかし,現在,物体の変形や動き
をCGで再現するためには,試行錯誤で作り上げるか,大きな設備となるモーション
キャプチャシステムによる動画からの復元が主流であり,製作者の負担が大きい。
また,従来から,対象物の構造解析に有限要素法が利用されている。
そこで,対象物への外力による変位を知るために有限要素法と,CGアニメーション
システムの統合が考えられるが,計算時間を考慮するととても実用的とは言えず,
また,CGクリエータが有限要素法の専門知識をある程度学習しなければならない
新たな課題も現れる。
[本発明]
本発明は,物体に与えられた荷重に基づいて,仮想エージェントを生成し,
個々のエージェントが変形し,さらに荷重面以外の他面に対しても仮想エージェント
を生成・変形し,所定の条件で荷重を伝達して簡易的に対象物体の状態を表示できる
物体の荷重伝達変位を表示する方法を提供する。
[実施企業:株式会社永和システムマネジメント]
JAVAの自社技術を生かし,本発明による自動生成ソフトウエアを開発・販売する予定。
所在地:〒918-8231 福井県福井市問屋町3-111
TEL: 0776-25-8488 FAX: 0776-25-8499 担当:木戸口(きどぐち)
主に金融システム・医療システム・オープンシステムを開発するソフトウエア会社。
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