【 ご案内 】

・『農業系トップクラスの大学と開発熱心な中小製造業等との出合い』
・『フェイスtoフェイス』
・『丁寧なフォローアップ』
・『農商工連携計画認定(国)へのチャレンジ〜資金獲得・知名度向上等〜』
・『実用化による世の中への普及浸透』
 本マッチングは、上記5つのコンセプトを基に、農商工連携に参加する全てのメンバーにメリットがある連携計画の策定と実行に至る、起点を創出するために開催します。
 ご興味のある方は是非ご参加ください。

開催日時 2009年11月20日(金) 14:00〜17:00
開催会場 東京都産業労働局秋葉原庁舎(〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-9)
参加費 無料
日本大学の研究成果発表
発表時間 14:30-15:00
相談時間 15:00-15:30

「都市緑化の推進と企業への期待」
植物資源科学科 専任講師 藤崎健一郎

近年、都市域における緑の確保は重要な課題となり、国や自治体もその推進に力を入れている。建築物(屋上、壁面、屋内)、校庭、交通用地(道路、鉄道敷、駐車場)など緑化には新しい技術や資材の開発が期待されている。また最近話題となることの多い道路の植樹帯や校庭芝生の管理においては、技術のみならず組織作りやその運営についても企業の参加が求められている。
発表時間 15:00-15:30
相談時間 15:30-16:00

「鹿沼土の水質浄化機能改善と循環型施肥資材としての有効化」
生物環境工学科 M2 小川 奈々/教授 石川 重雄


河川・湖沼等の富栄養化は,窒素・リンが主要因である。また,特にリン資源は今後約40乃至50年で枯渇すると予想されている。このことを踏まえ,本研究は富栄養化の誘因である窒素・リンの回収・除去と,同時に回収栄養塩類の再利用可能な循環型施肥資材の開発を目的としている。開発資材の供試土は,通気性・保水性が共に高く,しかもリン酸吸収係数の大きい鹿沼土で,園芸用土として加工する際に多量に発生する粉末残渣土である。この粉末土に適度の水及びFeSO4溶液を加えてペレットを作製し,これを適温焼成によってリン吸着機能の改善,さらに焼成ペレットを稲藁浸出液への浸漬によって,新たに高い窒素除去機能が付与されることが明らかになった。
発表時間 15:30-16:00
相談時間 16:00-16:30

「酵母細胞を接着する機能をもった乳酸菌」
食品生命工学科 教授 森永 康

エタノール生産をはじめ様々な発酵分野で利用されている酵母利用プロセスの低コスト化は重要である。我々が福山酢サンプルから分離したラクトバチルス・プランタラムML11-11は、酵母と共培養すると酵母細胞を固体表面に接着させ酵母細胞を固定化する機能をもつ。また、酵母細胞の懸濁液に添加すると、直ちに酵母細胞に接着して細胞同士を架橋し、凝集体を形成するという特異な機能をもつ。ML11-11との共培養で固体表面に固定化した酵母を用いると反復培養によるエタノール生産が可能であった。また、ML11-11の添加で形成される酵母凝集体は静置分離が可能であった。これらの結果より、ML11-11は酵母利用プロセスの低コストオペレーションに利用できる可能性がある。
発表時間 16:00-16:30
相談時間 16:30-17:00

「HDGP法を応用した簡易的遺伝子診断法に関して」
植物資源科学科 助手 畠山 吉則

HDGP法(病原微生物総合的診断手法)は従来行われてきたような、「特定の病気に対して特定の診断」という個別の診断手法ではなく、「たった一つの手法で全ての病原診断する」技術である。この手法は病原微生物に感染した個体と、健全な個体から由来するDNA産物を比較することで病気の診断を行う極めてシンプルな手法である。つまり同じか違うかを比較する手法であるため、全く同じ手法で家畜の親子鑑定や、市場販売された有用な花やイネなどを親株にして販売されている違法交配植物の追及などにも応用できる。そのため応用性・汎用性が非常に高く、また再現性も得やすい。この講演ではHDGP法の原理と、どのような分野で応用可能かについて具体例を示しながら紹介する。
並行して,東海大学,信州大学,弘前大学の発表も行われます。
主  催 (財)東京都中小企業振興公社
詳細及び申込みWeb 農商工連携マッチング2009 秋
http://www.tokyo-kosha.or.jp/




日本大学産官学連携知財センター
Nihon University Business, Research and Intellectual Property Center