今年度よりスタートした「山村再生支援センター」事業と,当センターに登録されている木質バイオマスの利活用に関する新しい技術をご紹介します。
日 時 | 2010年1月22日(金) 13:00~17:00 |
---|---|
会 場 | 航空会館 501 会議室,502 会議室 〒105-0004 東京都港区新橋1-18-1 TEL 03-3501-1272 FAX 03-3591-7789 |
主 催 | 東京農業大学 山村再生支援センター |
プログラム
13:00~13:10 | 開会挨拶 | |
---|---|---|
13:10~13:55 ① |
特許技術の発表 テーマ:木質バイオマス由来液体燃料の製造方法および製造装置 |
日本大学 理工学部物質応用化学科 教授 平野 勝巳 |
13:55~14:40 ② |
特許技術の発表 テーマ:木質バイオマスと鉄バクテリアを用いたリン資源の循環利用 |
島根大学 生物資源科学部 教授 武田 育郎 |
14:40~14:55 | 休憩 | |
14:55~15:40 ③ |
特許技術の発表 テーマ:防草構造および防草工法 |
宇都宮大学 雑草科学研究センター 教授 小笠原 勝 |
15:40~16:20 ④ |
山村再生支援センター事業のご紹介 | 山村再生支援センター 副事務局長 吉野 奈保子 |
16:20~16:55 ⑤ |
新素材・エネルギーに係る技術の紹介 | 山村再生支援センター プロジェクトマネージャー 相茶 正彦 |
16:55~17:00 | 閉会閉会 |
木質バイオマス利活用新技術説明会
①特許技術の発表:木質バイオマス由来液体燃料の製造方法および製造装置
(根拠特許文献番号:特願2005-061837,特願2007-174965)
(根拠特許文献番号:特願2005-061837,特願2007-174965)
実用化を想定した小規模分散型プロセスによる,廃材等の木質バイオマス由来灯・軽油代替燃料の製造方法および製造装置を提案する。
自製油の一部を循環溶媒に用いる熱分解法により,木材種・部位および金属等不純物の混在利用が可能で,触媒等の副原料を用いず反応条件が温和化できる。さらに,プロセスは特定の化学装置を用いることなく,一般的な機械装置で構築できる。
自製油の一部を循環溶媒に用いる熱分解法により,木材種・部位および金属等不純物の混在利用が可能で,触媒等の副原料を用いず反応条件が温和化できる。さらに,プロセスは特定の化学装置を用いることなく,一般的な機械装置で構築できる。
②特許技術の発表:木質バイオマスと鉄バクテリアを用いたリン資源の循環利用
(根拠特許文献番号:特開2009-073687)
(根拠特許文献番号:特開2009-073687)
自然水域において,木質バイオマス(スギ・ヒノキ間伐材の鋸屑)を担体としてリン吸着能に富む鉄バクテリア集積物を収集する。回収した担体は,そのまま「リン酸肥料」あるいはリンや重金属の「吸着材」として利用可能である。なお,鉄バクテリア集積物は自然界に存在しているが,収集が困難であるため利用されておらず,また,現在のリン回収技術には多くの薬剤とリン抽出工程を必要とするが,本技術ではこれらが不要である。
③特許技術の発表:防草構造および防草工法(根拠特許文献番号:特開2008-133706)
一般廃棄物の焼却に伴い排出される焼却灰を焼成無害化し,造粒状固化したものを防草箇所に敷き詰める方法。純度の高い木質由来の焼成灰は,高機能であることが実験で明らか。
1,050℃で10 時間かけガス化して不純物や水分等を飛ばす。直径が数ミクロンから数ミリメートルの焼成灰等の無機質材料を微粉末にし,この微粉末に水,セメント,安定剤等をくわえて撹拌造粒(無機質多孔質材)。この無機質多孔質材は,植物の吸水力よりも強力な吸水性を擁しており,これを重ねることで雑草の発芽・生育を抑制。除草剤以上の良好な結果を確認済み。
1,050℃で10 時間かけガス化して不純物や水分等を飛ばす。直径が数ミクロンから数ミリメートルの焼成灰等の無機質材料を微粉末にし,この微粉末に水,セメント,安定剤等をくわえて撹拌造粒(無機質多孔質材)。この無機質多孔質材は,植物の吸水力よりも強力な吸水性を擁しており,これを重ねることで雑草の発芽・生育を抑制。除草剤以上の良好な結果を確認済み。
④山村再生支援センター事業のご紹介
2009年度林野庁補助事業である「社会的協働による山村再生対策構築事業」を実施するため,東京農業大学に本部を置く「山村再生支援センター」を立ち上げました。
当センターは山村きぎょうマッチング支援として主に以下の4つの分野を中心に活動しています。
(1)森林による二酸化炭素吸収,石油・石炭から木質バイオマスへの燃料転換による二酸化炭素排出削減
(2)木質バイオマス安定供給
(3)新素材・エネルギー事業化
(4)教育・健康事業化
各分野の事業紹介と現在までの成果についてご紹介します。
当センターは山村きぎょうマッチング支援として主に以下の4つの分野を中心に活動しています。
(1)森林による二酸化炭素吸収,石油・石炭から木質バイオマスへの燃料転換による二酸化炭素排出削減
(2)木質バイオマス安定供給
(3)新素材・エネルギー事業化
(4)教育・健康事業化
各分野の事業紹介と現在までの成果についてご紹介します。
⑤新素材・エネルギーに係る技術の紹介
山村再生支援センターでは,「新素材・エネルギー事業化」支援として,木質バイオマスの利活用に寄与し得る特許等の技術シーズ情報を収集し,併せて木質バイオマスの利用に関する技術的なニーズ情報を収集し,これらを公表すると共に,両者のマッチング支援を行っています。
これまでに,当センターに登録されている技術シーズをご紹介します。
これまでに,当センターに登録されている技術シーズをご紹介します。
お申し込み方法:
添付ファイルの「説明会申込書(東京).doc」に必要事項を記入し,以下の何れか宛にE-mailまたはFAXにてお送りください。お申し込みの〆切は,2010年1月15日(金)までです。
送付先E-mail: aicha_masahiko@sanson-navi.jp
E-mail: m.aicha@src-i.co.jp
FAX: 03-5477-2609
お問い合せ:
山村再生支援センターに関するお問い合わせ
山村再生支援センター ヘルプディスク
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1 東京農業大学内
TEL:03-5477-2678 FAX:03-5477-2609
E-mail:contact@sanson-navi.jp
Web:http://sanson-navi.jp
説明会に関するお問い合わせ《委託先》
株式会社エス・アール・シー 担当:相茶(あいちゃ),三津井,森田
TEL:03-3434-1744 FAX:03-3434-2789
E-mail:m.aicha@src-i.co.jp
会場のご案内:
会 場:航空会館 501会議室,502会議室
〒105-0004 東京都港区新橋1-18-1
TEL 03-3501-1272 FAX 03-3591-7789