千葉エリアの大学等研究機関(千葉大学,千葉工業大学,東邦大学,木更津工業高等専門学校,国立研究開発法人放射線医学総合研究所及び日本大学)で創出された学術研究成果や事業活動等を広く企業や地域社会に公開し,産学官出会いの機会を設け,各機関の研究シーズ・成果を活かした更なる新技術の開発や新規事業の育成及びイノベーション創成を図るために開催いたします。
皆様方のご参加をお待ちしております。

 

講演会 13:00~15:20
(39号館6階「Spring Hall」)
挨拶
13:00 開会挨拶  日本大学生産工学部長  落合 実
13:05 挨  拶  千葉県商工労働部長  麻生 恵 様
特別講演
13:10 「産学連携における大学の新しい活用法」
日本大学生産工学部研究・技術交流センター センター長 古市 昌一
 大学が保有する研究シーズを企業等が利用するのが産学連携の基本である。
しかし,研究シーズは“知財”ばかりではなく,“人財”もまた貴重な研究シーズである。そこで,人財開発への大学活用法を事例と共に紹介する。
13:30 「企業,地域連携に向けたプロジェクト&コラボレーション方法論
     ~地域活性化のための創作活動-東京都杉並区を例に~」

女子美術大学 評議員(非常勤) 為ケ谷秀一 氏
 女子美術大学では,社会との関わりを持つ実践活動を通して,高度な専門人材の育成を目的とした演習型授業を,芸術学部生を対象として実施している。これまでのコラボレーション実践例から得られた知見等を紹介する。
13:50 休憩
研究シーズ講演
(順番が変更になりました)
14:05 1「津田沼南口商店会の街路照明LED化」
千葉工業大学 工学部 建築都市環境学科 教授 望月 悦子
 津田沼南口商店会の街路灯がLED照明に改修された。改修前後で夜間街路照明環境に関する被験者調査を行った。街路照明のLED 化により,色の見えや人の顔の判別,見通し,安心感などが改善された。
14:20 2「後ろ姿の魅力に着目した人物認知における脳内情報処理過程の解明」
木更津工業高等専門学校情報工学科 准教授 米村 恵一
 男性は女性の後ろ姿に対して高い魅力評定を行う。また,男性は同一の女性の顔と後ろ姿に対して同一人物であるという認識が難しいようであり,これらの結果は関連していると考えられる。後ろ姿に着目することで脳内情報処理過程の解明に新しい風を起こし新たな応用事例を見出す。
14:35 3「HIMAC 共同利用研究」
放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター HIMAC 共同利用推進室
生物実験世話人 転移機構解析研究チーム チームリーダー 下川 卓志
 重粒子線がん治療装置(HIMAC)による,高エネルギー重イオンビームを用いた基礎科学全般の共同研究の推進。
14:40 4「事象関連脱同期/同期を用いた反応抑制に関する脳活動評価」
日本大学生産工学部教養・基礎科学系 専任講師 髙寄 正樹
 脳活動で機械を動作させるブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)の信号源に利用される事象関連脱同期/同期(ERD/ERS)を用いて,ヒトの反応抑制に関する脳活動評価を行う。
14:55 5「低侵襲手術とトレーニングを最適化するデジタル手術評価ソリューション」
千葉大学 フロンティア医工学センター 准教授 中村 亮一
 本技術は手術中・訓練中の術野情報と手術作業情報を簡素なシステムで自動記録・分析することで,作業の進行状態,術具操作の特徴,作業内容の特徴を可視化し,作業者の熟練度・技能到達度評価と作業の課題抽出を行う。
これにより手術プロセスの課題発見/ 自動記録・最適化と手術技能の効果的な向上を支援する。

 

研究シーズパネル展示 15:30~17:00
(39号館1階「ギャラリー」)
・各機関における研究成果をテーマごとにパネルやデモンストレーション等で紹介します。
●特定テーマ
1)医工連携   2)エネルギー   3)情報ソリューション
●一般テーマ
1)環境,エネルギー  2)ライフサイエンス  3)材料,ナノテク,モノづくり
4)IT,情報,通信  5)フロンティア(複合,新領域など)
6)その他(ビジネス,金融など)
詳細は,パンフレットをご覧ください。

* フォーラムの模様を撮影し,その画像をフォーラム紹介のため主催機関等のホームページや冊子に掲載または行事で放映することがありますので予めご了承ください。